愛のアイデア SAGAMI 相模ゴム工業株式会社

妊活準備を始めよう!妊活初心者さんのための妊活コラム

ホーム > 妊活コラム > 妊娠のその先を考える、妊活マスタープランを立てよう(2)

妊活コラム

2024.03.25

妊娠のその先を考える、妊活マスタープランを立てよう(2)

妊活トピックス「妊娠のその先を考える、妊活マスタープランを立てよう(1)」では、妊活マスタープランを立てる重要性について説明しました。
今回は、いよいよ妊活マスタープランを作る手順について詳しくお話します。

妊活マスタープランの作り方

妊活マスタープランを作る目的は、夫婦ふたりが別々に持っている家庭像を統合し、ひとつにすることです。妊活をスタートする前に、以下の手順に従って妊活マスタープランを準備しましょう。

手順(1)ふたりが築きたいと考える家庭のイメージを書きだす
出産や子育ての話を切り出すのに、恥ずかしさや気まずさがあるかもしれません。でも勇気を出して、これから築いていく家庭について話し合ってみましょう。あまり遠い将来は想像しにくいので、10年くらい先を目安にイメージしてみてください。

話し合う内容は、難しく考える必要はありません。子どもは何人ほしいか、何を習わせたいか、どこに住みたいかなど、何気ない会話からスタートしましょう。このとき出た意見は、メモに残しておいてください。参考のため、以下に幾つかの質問を挙げておきます。その他にも、ふたりにとって大切だと思うことについて自由に話し合ってください。


ヒント
ここでは相手の意見を評価しないでください。そのまま肯定的に聴いてあげましょう。本心を話しにくくなるので、否定や批判の言葉はNGです。リラックスした雰囲気をつくり、素直な気持ちを引き出すようにします。



手順(2)意見をまとめ、方向性を統一する
先ほど取ったメモを基に、ふたりの意見をまとめます。夫婦だからと言って、すべての意見が一致するとは限りません。意見が合わない点については、焦らずにじっくり話し合うことが大切です。パートナーを説得するのではなく、ふたりが納得できる解決案を探しましょう。


手順(3)妊活マスタープランを変更するときの条件を加えておく
ヒトの妊娠・出産には多くの関門があり、すべての条件を満たさなければ妊娠・出産できないようになっています。ですから、妊活がうまくいかなかったときのことを想定し、事前に対応の仕方を準備します。参考のため、以下に幾つかの質問を挙げておきます。ふたりにとって大切だと思う条件について話し合ってください。


手順(4)まとまった意見を手書きの箇条書きリストにする
ふたりの意見がまとまったら、それを手書きの箇条書きリストにします。このリストがふたりの「妊活マスタープラン」です。手書きで作成するのは、脳に刺激を与え記憶に残りやすくするためです。面倒がらずに、手書きのリストを作りましょう。以下にテンプレートと記入例を用意しました。必要に応じて活用してください。但し、商用には使用しないでください。



手順(5)理想の家庭像を繰り返しイメージして脳にプログラムする
妊活マスタープランは、ふたりの当面の目標になります。妊活マスタープランを手帳や壁などに貼り付け、いつでも眺められるようにします。就寝前や起床後に、妊活マスタープランが実現した様子をイメージします。これを毎日繰り返し、ふたりの脳に妊活マスタープランをプログラムしてください。


手順(6)必要と感じたら、プランを修正する
実際に妊活をスタートしてみると、予想もしていなかったことが起こります。手順3で考えた条件以外にも、プラン変更が必要になるときは必ずやってきます。不安に感じたときは、ふたりで話し合いましょう。その結果を基に、プランをアップデートしてください。妊活マスタープランはふたりの目標であることを思い出し、決してひとりで悩んだりしないでください。

まとめ

2回に分けて妊活マスタープランについて説明しました。妊活マスタープランが、想像よりも単純だったので驚いたかもしれません。しかし7割のカップルが、このような簡単な話し合いもしないまま結婚しています。ふたりが同じ目標を持って妊活をスタートすることが大切です。妊娠はふたりのゴールではありません。妊活マスタープランをうまく活用し、理想の家庭が実現するようふたりで歩んでください。

(文:山中 千秋 / 妊活コーディネーター)